芽室の畑が「コーン球場」に 米映画モチーフに特産PR
【芽室】米国の名作映画「フィールド・オブ・ドリームス」をモチーフに、芽室特産のトウモロコシをPRするユニークなイベントが20日、町内の高野農場(町上芽室)で開かれた。参加者は、周囲をトウモロコシ畑に囲まれ、刈り取った小麦畑に造成した“野球スタジアム”でキャッチボールを楽しむなどした。
生産量日本一であるコーンを通じ芽室の魅力を伝えようと、町民有志の会が初めて企画。同映画は、トウモロコシ農場を営む青年が畑の一部をつぶし球場を造成、野球への愛や家族の再生などが描かれている。
この日はJR芽室駅から現地まで電動自転車で回るツアーと、現地イベントの2部制で行われ、約50人が参加。球場はイベントの一環で造成され、約2ヘクタールの広さでマウンドなども再現。対戦形式のゲームを予定していたが、雨のため、手島旭町長による始球式と、参加者8人によるキャッチボールなどが行われ、多くのギャラリーが見守る中、泥だらけになりながらボールを追いかけ、映画のシーンにもある畑を背に集合写真を撮るなどした。
また、畑でのトウモロコシかぶりつき体験や、みそをベースにコーンたっぷりの濃厚な「バターコーンラーメン」の提供、サウナコーナーなどもあった。
主催者の一人で会場を提供した高野竜二さん(31)は「町全体でスイートコーンを伝える活動ができてよかった。コーンをメインに芽室の魅力を伝えていきたい」と話していた。(大健太郎)
芽室の畑が「コーン球場」に 米映画モチーフに特産PR