十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年10月号

特集/そばのおいしい季節です

走るって楽しい!(4)「大会本番前から終了後までランナーの食事法」

 トレーニングを積んだ後は、大会で走ってみよう!ランナーの食事法について、管理栄養士の横井さんに聞きました。

教えてくれた人
管理栄養士 横井ゆりさん

保育園や飲食店などを運営するイーク(帯広)勤務。市内の病院や薬局で経験を積み、約14年間、リハビリと栄養に関する部署に携わる

イーク/帯広市新町東12丁目17
Tel:0155・67・8726
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<大会3カ月前>
 主食(ご飯)、主菜(肉・魚・卵など)、副菜(野菜、キノコ、海藻)を2つ、みそ汁といったバランスの良い食事を心掛ける。健康的な食事を目指すなら、日本食がお勧め。
しっかり噛んで、早食いしないこと!

<大会3日前>
 運動時に消費されるグリコーゲンの原料となる炭水化物(糖質)を多めに取る。糖代謝に必要なビタミンB1を含む豚肉などを一緒に食べると良い。ネギ類も合わせると吸収率アップ!脂っこい食べ物や生ものなどは避けたい。
ジャンクフードなども体の負担になりがち

<大会当日>
 本番3時間前に食事を済ませておけば、おなかが痛くなりにくい。食事は吸収されやすくエネルギーにもなりやすい、おにぎりやバナナなどを選ぼう。
水分はこまめに取り、のどがかわいてもガブ飲みはNG!

<大会後>
 体内で筋肉の修復作業が行われエネルギーが必要な状態なので、早めに栄養補給する。速やかに栄養を摂取すると、筋肉痛の予防につながる。
消化が良い、ようかんなどの和菓子も◎

※フリーマガジン「Chai」2024年9月号より。
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